№2 プログラムの内容 前半

#2 プログラムの内容前半

今回、最初は一輪車など曲芸を見てもらおうか
と思っていたのです。

でも・・・

子連れで宿泊で移動ということは・・・荷物が多い・・・!!
我が家の8ヶ月のすくすく息子はゆうに8キロを越え、
おむつや着替え、宿泊の荷物・・・
と考えると、道具も衣装もたくさんは持っていけない状況、
バイオリニストの方とはと当日まで会えない状況での共演、
という制約のある中で何をしようか・・・・

稽古場で一人、
もしくは、息子と二人で、身体を動かしながら考えていました。

その中で、
最初に決めたのは、
「よし、パントマイムだけでやろう」 ということ。

曲芸は封印して、
衣装は普段マイムを演じるときにみてもらう衣装に、
メークも道化のメークアップではなく、
赤い鼻だけ、ぽんとつけて・・・。

そして、
前半は舞台を見てもらい、後半は研修生にやってもらうことにしました。

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というわけで、前半・・・

中浦ヒロさんがご自身でクイズやリクエスト演奏などを交え、
バイオリンの演奏をしたあと、私が舞台にあがり、
バイオリンの演奏の前で、パントマイムを使った私のクラウン芸をみてもらいました。

マイムで風船を作り、少しずつお客さんの研修生とやりとりしていって・・・

研修生のひとりに舞台に連れ出します、
縄跳びできる?道化が聞くと(言葉はないですよ)
それに戸惑いながらもなわとびする研修生、応援する客席の仲間から自然に拍手。
そして、ロープは長縄に・・・だんだん、人を増やしていって・・・・
最後には研修生全員を舞台にあげて、私は観客に~。

(当日、会場に入って舞台を見た時、その広さが全員あがる分なかったので、
全員は無理かなぁと思っていたのですが、)いちかばちか上にあがってもらったら、
なんと自主的に二列になって、長縄跳びをそろえてやってくれたのです~!

この瞬間、私が一番楽しい気持ちだったのじゃないかなぁ。

「こんな同期がいる職場いいなぁ!」

心からそう思いました。

私の舞台はもともと言葉がないですが、
今回は更に物がないことで、自由になれた部分があったように
感じています。


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制約の中から考えて、答えを出してやってみて・・・

「今までとまったく同じでいけないことを嘆くより、
違うやり方を見つけていけばいい」

てことが大事だ。と気が付きました。

これは、私の 「ママが働くはじめの0,5歩」 なんだなぁと。

(私の住んでいる青梅市の ままにこっと さんの主催の講座に
出た時のタイトルがこの「ママが働くはじめの0,5歩」でした。
我が家は『お父さん』『お母さん』を使っているので
『ママ』の響きはちょっとソワソワしましたが(笑
ほかの参加者の方が
「働き始めるのに助走がいる」おっしゃっていて、
でたときはあんまりぴんときませんでしたが、
今回のことで実感。
私の仕事は出産前とまったく同じ内容で再スタートできないけれど、
でも、出産前までに培った関係性は失われてなくて・・
助走しながら、新しいものをつくって行こう♬
そう思えたことが私にとっての一番の収穫でした。
(正直、荷物の準備をするだけで、一週間くらいかかりましたが)


♯3 プログラムの後半へ続く・・
後半のことを書いて、このワークの可能性も書きたいなと思います。
ショーの仕事以外にこんなワークショップの仕事がもう少しできたらいいなぁと
思っています。


写真 ご一緒させて頂いたバイオリニストの中浦ヒロさんと。
普段は、ジャズや即興演奏、作曲などをされているそうです。
電話やmail、当日入ってからの短時間の打ち合わせで、
ショーにワークに素敵な音楽をつけてくださいました。
私よりずっと若いのにすごく礼儀正しいチャーミングな方でした。


  


2016年03月27日 Posted by 香山ひまわり at 09:14Comments(0)講師記録

研修講師 #1研修会の全体内容

産後初めての仕事

社会福祉法人の新人研修に講師として呼んで頂きました。
頂いたテーマは、「心と身体をひらく」
そして、まだお会いしたこともなかったバイオリンの中浦ヒロさんと一緒に何かやってもらえないか?
という付属の依頼も受けて、
即興演奏と共にパントマイムを中心に組み立てたクラウン芸のショーと赤い鼻のワークショップを行いました。

自分の記録も兼ねてブログにまとめてみたいと思います。




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#1 研修会の全体内容
呼んでくださった社会福祉法人は、長野県内の高齢者関係の施設を運営される3つの法人。
この研修は4月から働く新人の方への最初の研修会だそうです

同じ業種の3つの法人で合同の研修をすることで、横のつながりを作っていくことで、
それぞれの良さを取り入れ合うことができる、そのことで別の法人のやり方を知ることができる、
何より同期の仲間が増え、精神的に支え合うことができるという目的で合同で企画されているという
この研修会、前回呼んでいただいた時から素晴らしいなぁと思うことばかりです。

特に技術だけではなく、技術を支える理念を伝える努力をされていることをいつも感じるのです。
例えば食べることに関する講義、食事介助の方法論の前に
そもそも人にとって「食べる」とはなんだろう?という意味を投げかけます。
生命を維持するための栄養補給であると同時に楽しみである。
この考えを踏まえているのかいないのかでは、介助の際の声掛けや食事の雰囲気作り、
違ってきますよね・・と同時に誤嚥を防ぐためには、知識や技術も大事。
また、車椅子からベッド、入浴、何かと移乗の介助が多い現場ですから、
自分の身体、利用されているお年寄りの身体、両方守るための移乗の動作
・・・などもプログラムに入っています。(なんでこんなに詳しいかというと、前回呼んでいただいたとき、
ほかの講義を受けさせてもらったのです。)

三日間、交流、知識、技術をきっちり詰め込んだ研修会、その中での「心と身体をひらく」でした。
終わってから振り返ると今回は、研修の一番最初で、緊張をほぐしたり、研修内容を受け止める気持ちを作るのが
私たちの役割だったかなぁと思いました。そういう意味では、役割は果たせたかなと思います。


#2 プログラムの内容に続く・・・



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おまけ

産後初の仕事でした。
産休中の昨年はお断りをして、今回、最初お話をいただいた時は、
遠方のお仕事なので受けてよいものか迷ったのですが、
「息子さんは、職員みんなで見ますから、看護師もいますし、心配しないで息子さん連れでぜひ。」
と言っていただいたので、思い切って挑戦をしました。

松本まで息子を連れて電車で移動、そこから、会場の施設までは車で送り迎えしていただき、
仕事中は法人の方々が、みなさんで息子の面倒を見ていただきました。
ギャン泣きで会場にはいられないのでないかと思っていた息子は母の演技の間、
ずっとニコニコして見ていて会場のホール内にいてくれたので、本当にほっとしたのでした。今回、
一番頑張ったのは息子かもしれません。
そして、8ヶ月の息子を連れて大荷物を持って移動しようとする私を黙って送りだしてくれた
夫の我慢強さと、私の仕事に対する理解には感謝しかないなぁと思います。
お稽古の間、息子を保育してくださっているファミリーサポートの方にも感謝。
一歩踏み出すのにすごく時間がかかって、
産後からの復帰は周囲の理解と協力にかかっているのだ。と改めて思いました。
まだまだ、頑張ります(^^)!

このブログ、続く予定ですが、今日は息子がおんぶで寝てくれた隙に書きました。
今度はいつ書けるかな・・
  


2016年03月26日 Posted by 香山ひまわり at 12:15Comments(0)講師記録

お花


いつも行くパンやさんのお庭が素敵で
素敵ですね〜って言ったら、一枝持っていく?と言っていただいて、ミモザと沈丁花を少しずつ頂きました。玄関とトイレが良い香りいっぱいになりました。

春ですね〜!

今週のワークショップに向けて準備中…ですが、息子はつかまりだちはじめで、目が離せずなかなかすすみません…(>_<)
とほほ…。
  


2016年03月21日 Posted by 香山ひまわり at 16:33Comments(0)日常あれやこれや。

身体からのアプローチ


昨日は定例にしている稽古で、
午前中は曲芸と柔軟、逆立ちを
(また、逆立ちができるようになってきました。やった〜!)
午後は今度のワークショップのワークをあれこれ。自分がやれないことは人にやってもらうことができない
…というわけで、あれこれ、やってもらうと決めたことを自分で動いてみる。
歩いたり、ポーズしたり、最初はあれもこれも…と考えていたことがよりシンプルな方向へと変化しました。

最後に自分の作品へと戻って稽古したら、
身体がより自由になっていました。

普段、作品の流れを考える時、
頭で動きを考えて動いてみるという流れなのだけど、からだの動きを先行させて、気持ちとしっくりする動きを見つけていくというのもおもしろいアプローチだと思ったのでした。どうかな……?

ひまわり




  


2016年03月19日 Posted by 香山ひまわり at 16:01Comments(0)稽古のこと。

へぇ!

ちょっと新鮮だったはなし。

NHKの教育番組で、パントというコーナーがあるんだけど、最後に必ず、エスカレーターのパントマイムで子どもと去っていくんだけど、

稽古の時の息子の託児をお願いしている方に「あれは機械かなにかでやっているんでしょうかねー?」と聞かれた。

そんなこと思いもしなかったので、
へぇ!と思った。

そういえば、最初にマジックの本見たときビックリしたよ。

マイムでも、マジックでも、曲芸でも、サーカスでも、風船でも、
初めて出会ったときの感覚って忘れちゃっていて、なんだかすごいのが当たり前になっちゃっている。

日常もそうかも。
当たり前になっちゃうと、見えなくなくなったり、感じられなくなることがいっぱいある。

でも、そういうのって大事だな!と
思った(*^^*)♪

つい話し相手に聞いてもらうことや、共感してもらうことばかりを求めがちだけど、いつも、色々な人と話して違う感覚を味わいたいなぁ…なんてね!
  


2016年03月19日 Posted by 香山ひまわり at 09:40Comments(0)日常あれやこれや。

身体を緩める


先週末は久しぶりに清水先生のワークショップに行きました。

気づいたことが一点、自分の稽古が、どうしても体操的になっていること。
部分に集中して、掛け声をかけて動かし、
身体が連動して弛んでいく感じを感じることなく、やったきになっていました。
動かすことで、自分の身体がどう変化していくかを感じることが必要だなとおもいました。 最終的に舞台に立つために自分はこれを稽古していて、自分が舞台にたちやすい身体を稽古で見つけていくのが目的。
稽古が目的になったらダメだなぁ。

初めて参加されたかたが、
身体が弛んでいくにつれて、表情もふわっと弛んでいくのを見たとき、身体を弛めるってすごいなぁと思ったのです。

午後は壁を乗り越えるエチュード。
毎回思うのは、
他の参加者のかた
皆さんおもしろい…ということ。
頭のなかと、身体がポンポンって繋がっているみたいに表現される。
私本当に向いてないことを勉強してるし、やろうとしてるんだなぁと毎回思うのです。
頭の使い方が下手くそと思います。
伝えるために、もっともっと想像したり、
工夫をしたりしなければ…。

「備えて構えず 」とワークショップのなかで先生がおっしゃったのだけど、
今は子育てしながら、また舞台をやるそのときに備えています。そのとき、構えずポンポンと表現できるようになりたいです。

さて、少しずつ仕事をします。

それもまた備えて構えずだな!

ひまわり

  


2016年03月15日 Posted by 香山ひまわり at 18:57Comments(0)稽古のこと。

稽古記録3-11

2016-3-11 あの日から5年。
稽古場でシェアで使っている仲間と黙祷をしました。

稽古を始めてから、一ヶ月。
ついに
身体の変化を実感できるようになりました。
身体が軽く、前よりずっと部分を意識して動かせるようになりました!
すごい!

倒立なんかも、出産前よりずっと、
身体がぽんと持ち上がるの〜☆!
嬉しい。

柔軟性が落ちているので、取り戻していかなくちゃなぁ。

今日は、丁寧に柔軟したり筋トレしたり、今月末にみてもらう予定のマイムの基礎訓練とストーリーを通して練習したりしました。

まだマイムや演技を人にみてもらうのは照れを感じるのだけど、少しずつ少しずつ、キャラクター心の動きを埋めていくことで、演技を作っていくのかなぁと思っています。

まだまだすべてがこれから。

ただ、単純に稽古をして身体に変化が生まれてきたのは嬉しいです〜☆!



ひまわり

  


2016年03月12日 Posted by 香山ひまわり at 16:30Comments(0)稽古のこと。

てんやわんや



息子がハイハイ&よじのぼりの時期に。

前は可愛らしく、寝返りができなくて、
助けて(/≧◇≦\)という顔で父母をみていたのにもうすっかり寝返りも楽勝で、
自分の行きたいところへ向かっていきます。

今朝は、久しぶりに離乳食を
途中で拒否(>_<) 、息子は息子なりに
その日その日で思うところ、感じるところがあるんだなぁ…と感慨深いです。

怪我をしないように気を引き締めなければ…!

最初、昨日のことを書こうと思ったら、
思い出せなくて今朝のことを書きました。

あ、歩いていけるところで
毎週日曜日にやっているパンやさんに
行きました。

お母さん友達にも会えて、庭には花 がきれいに咲いていて、春をぽかぽか感じて幸せでした。

今日は 午前中はお稽古場へ。

本当はやったほうがいいのだろうなということは山積み。

でも、ペースは赤ちゃんの方に合わせて。



ひまわり

  


2016年03月07日 Posted by 香山ひまわり at 08:19Comments(0)日常あれやこれや。

余白と想像力


先日、サーカス学校の後輩の結婚式にいきました。

久しぶりな仲間や学校の運営者の方々が
どうも、久しぶりにあった気がしなくて、
どうしてかなぁ…と思ったら、
やっぱりSNSやブログで近況を拝見しているからなのだ…と気がつきました。

自分もこうやって発信しているのを
見てまだやってるんだなぁとか感じてくれる人がいるのかしら…?
駄文でも、続けて来てるのも意味があるのかなぁ…?

と思いつつ、

ちょっと残念だなぁとも思ったのです。
久しぶりの再会の感激がうすくって…。

時おり葉書で近況を伝えてくれる友人がいるのだけど、その友人の方がどうしてるのかなぁ?元気かなぁ…?と想像力が膨らむので…。再会したときに心も動くし。
想像力は余白に生まれるのかもしれない。

大事な人たちと離れずにすむのも、
インターネットの魅力で便利なのだけど、
余白を失わない努力もしなければ…。

意識的と余白がなくなっていく…
そんな社会に生きているのかもなぁ。

余白と日々の出会いと、もちろん、再会も!
楽しんでいきたいです。


ひまわり


  


2016年03月06日 Posted by 香山ひまわり at 09:44Comments(0)日常あれやこれや。

てくてく、てくてく…


昨日は息子を保育してもらっての稽古だったので、今日は少し、息子サービスをとおもい、散歩を長めに。

てくてくてくてく…

工事の車両(クレーン車とか、ショベルカーとか)好きなようです。

散歩すると気持ちもスッキリです。

仕事のことは息子が来る前の、私の基本にひとつずつ帰って行くようなそんな感じのスタンスで行くのかなぁという感覚があります。

育児は…変化していく息子になにやらてんてこ舞いです。


てくてくしながら行きます。

ひまわり

  


2016年03月04日 Posted by 香山ひまわり at 18:10Comments(0)日常あれやこれや。

Show must go on !


英語が正しいか自信がないのだけど、
以前、こんな言葉を聞いたことがあります。

Show must go on!

サーカスにいた頃の話。
人間がやることだから、ミスもある。
予期せぬ出来事もある。
それでも、ショーは進んでいかなければいけない。

これは日常も同じですよね !
人生という舞台は、幕をおろすそのときまで!

昔は、私がミスをする方で
いつも人にフォローをしてもら方でした。
大きな失敗もたくさんしてきました。

サーカスで予期せぬ事態が起こったとき
ぱっとでて、時間を埋めるのは道化の仕事。

今度は
人をフォローできるようになりたいなぁ。

今日もいい天気!

これから稽古に行ってきます

ひまわり



  


2016年03月03日 Posted by 香山ひまわり at 09:08Comments(0)日常あれやこれや。

パントマイムみたいに


パントマイムっていうのは、時間や場所をほんの一瞬で飛び越えたりできる不思議な演技術だけれど、そういう風に切り換えることが楽しめたらいいなぁ…と思う今日このごろ。

母である今も。
舞台をやる自分も。

先輩であったり、
後輩であったり、
先生であったり、
教え子であったり、
お客さんであったり、
妻だったり、
いろんな立場の自分でいることを
演じるみたいにもっと楽しみたいなぁと。

暖かくなって、
花が咲いて、
息子はハイハイ移動できるようになって。
すべてはこれからです(*^^*)♪!

ひまわり


  


2016年03月01日 Posted by 香山ひまわり at 12:19Comments(0)日常あれやこれや。