[思い出を演じる] 2016/10/18 新人職員フォローアップ研修講師
「思い出を演じる」
講師記録
2016/10/18 依田窪福祉会、恵仁福祉会、みまき福祉会 新人職員フォローアップ研修講師
□身体を緩める体操と、思い出の箱のエチュード□
この講師を初めてやらせていただいたのは、
三年前のプーク人形劇場での「おばあちゃんの秘密」のソロ公演。
この公演を見にきていただいた依田窪福祉会の理事さんがうちの新人研修に来て何か
やってくれないか。と言っていただいたこと。
その時、うーんうーん。と頭を捻って考えたのが、今回もやっていただいた「思い出の箱」
というエチュード。おじいさん、おばあさんが思い出の箱を持って、舞台にやってきて
椅子に座って、箱の中から思い出の品を出してくる。
その品を眺めているうちに 思い出の中のシーンに入っていく・・私の「おばあちゃんの秘密」の
1シーンからヒントを得たこのエチュード。今年もたくさんの心の動きや思い出を見せてもらいました。
現場に入ったときにふっと、この人の思い出の箱には何が入っているのかな。
と思っていただければよいなぁ。と思いを巡らせることができる職員さんになってほしい
な。そんな願いを込めて・・。
新人の職員さんたちが演じてくださったあと、三年前にも演じてくださった先輩の職員さんが
今年も演じてくださいました。その先輩が思い出の箱から出されたのは介護で担当されていたお年寄り。
そのお年寄りが頬を触ったときのぬくもりがじーんと伝わってきて、気持ちがほんわか温かくなりました。
あぁ、この日々の仕事も自分自身が年寄りになった時に自分自身の思い出の箱に入っていくんだなぁと思いました。
講師として、色々お話しなければいけないと思うのですが、
言葉なんかないなぁとも思ったのです。
この先輩のこのあたたかい想い。
こんなあたたかい想いが後輩の職員さんたちに繋がっていくんだなぁ。
と思ったのです。
現場で介護の仕事に向き合っている人たちに
私が教えられることなんて本当は何もないのかもしれません。
ただ、違った角度から、考えるエッセンスのような存在になれたら嬉しいです。
頭で知識でいれることだけではなくて、身体で感じることで、より深く学ぶ。
そんな力が私が教えていただいたマイムにはあるように感じて、
任せてもらえることに感謝して、毎回向き合ってみているそんな感覚です。
呼んで下さってありがとうございます。
研修に参加していただいた皆さんはお付き合いいただいて本当にありがとうございました。
□余録 子ども□
今回は長野への帰省を兼ねて、子連れの二人旅(息子と二人)
で行きました。子連れって荷物が多いのですね。
二人で、お弁当食べながら、新幹線に乗って長野へ移動。
ジジババ孝行をして、翌日は、しなの鉄道で上田まで。
研修中は、研修生以外の職員さんが遊んでくださって・・。
夜はみまき福祉会さんの宿泊室で一泊。
息子は生まれて初めて温泉プールに入れて貰ったのです~!
この施設の温泉アクティブセンターがすごかった~!
地域の老人福祉施設に温泉プールが併設されていて、
一般の方が健康づくりで泳いでいる。
うちの息子のように小さな子どもの利用向けのいろんなことも万全。
(水遊び用のパンツ~水着~腕につける浮き輪~ちびっこ用プール
までみんな揃っている。息子は、ドキドキしながら、楽しんでました。)
こんな施設があちこちにあったらいいのに~!て思う素敵な施設でした。
息子がいるおかげで、電車の移動になったり、車だったら日帰りで帰れてしまうところ
を一泊したり、助けていただいて、親子でいろんな経験をさせていただいて
なんだか幸せな子育て&仕事の生活です。
講師記録
2016/10/18 依田窪福祉会、恵仁福祉会、みまき福祉会 新人職員フォローアップ研修講師
□身体を緩める体操と、思い出の箱のエチュード□
この講師を初めてやらせていただいたのは、
三年前のプーク人形劇場での「おばあちゃんの秘密」のソロ公演。
この公演を見にきていただいた依田窪福祉会の理事さんがうちの新人研修に来て何か
やってくれないか。と言っていただいたこと。
その時、うーんうーん。と頭を捻って考えたのが、今回もやっていただいた「思い出の箱」
というエチュード。おじいさん、おばあさんが思い出の箱を持って、舞台にやってきて
椅子に座って、箱の中から思い出の品を出してくる。
その品を眺めているうちに 思い出の中のシーンに入っていく・・私の「おばあちゃんの秘密」の
1シーンからヒントを得たこのエチュード。今年もたくさんの心の動きや思い出を見せてもらいました。
現場に入ったときにふっと、この人の思い出の箱には何が入っているのかな。
と思っていただければよいなぁ。と思いを巡らせることができる職員さんになってほしい
な。そんな願いを込めて・・。
新人の職員さんたちが演じてくださったあと、三年前にも演じてくださった先輩の職員さんが
今年も演じてくださいました。その先輩が思い出の箱から出されたのは介護で担当されていたお年寄り。
そのお年寄りが頬を触ったときのぬくもりがじーんと伝わってきて、気持ちがほんわか温かくなりました。
あぁ、この日々の仕事も自分自身が年寄りになった時に自分自身の思い出の箱に入っていくんだなぁと思いました。
講師として、色々お話しなければいけないと思うのですが、
言葉なんかないなぁとも思ったのです。
この先輩のこのあたたかい想い。
こんなあたたかい想いが後輩の職員さんたちに繋がっていくんだなぁ。
と思ったのです。
現場で介護の仕事に向き合っている人たちに
私が教えられることなんて本当は何もないのかもしれません。
ただ、違った角度から、考えるエッセンスのような存在になれたら嬉しいです。
頭で知識でいれることだけではなくて、身体で感じることで、より深く学ぶ。
そんな力が私が教えていただいたマイムにはあるように感じて、
任せてもらえることに感謝して、毎回向き合ってみているそんな感覚です。
呼んで下さってありがとうございます。
研修に参加していただいた皆さんはお付き合いいただいて本当にありがとうございました。

□余録 子ども□
今回は長野への帰省を兼ねて、子連れの二人旅(息子と二人)
で行きました。子連れって荷物が多いのですね。
二人で、お弁当食べながら、新幹線に乗って長野へ移動。
ジジババ孝行をして、翌日は、しなの鉄道で上田まで。
研修中は、研修生以外の職員さんが遊んでくださって・・。
夜はみまき福祉会さんの宿泊室で一泊。
息子は生まれて初めて温泉プールに入れて貰ったのです~!
この施設の温泉アクティブセンターがすごかった~!
地域の老人福祉施設に温泉プールが併設されていて、
一般の方が健康づくりで泳いでいる。
うちの息子のように小さな子どもの利用向けのいろんなことも万全。
(水遊び用のパンツ~水着~腕につける浮き輪~ちびっこ用プール
までみんな揃っている。息子は、ドキドキしながら、楽しんでました。)
こんな施設があちこちにあったらいいのに~!て思う素敵な施設でした。
息子がいるおかげで、電車の移動になったり、車だったら日帰りで帰れてしまうところ
を一泊したり、助けていただいて、親子でいろんな経験をさせていただいて
なんだか幸せな子育て&仕事の生活です。
講師記録*№3 研修後半「身体が緩むと心がひらく・・?」
三回にわたって書いてきた研修「心と身体をひらく」講師記録、
今回で最後です。今回は研修後半の話
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
今回、私が頂いた法人の方々から頂いたテーマは「心と身体をひらく」でした.
研修の後半は、赤い鼻を使って、研修生と一緒に動いてみました。
ポーズをしたり、いろんな動きで歩いたり、中浦さんはそれにあわせて
音楽を演奏してくださって・・。
一緒に色々身体を動かしながら、
そして、次の講義(レクレーション)を受けている研修生のリラックスした
様子を見て、
「身体を動かすことで、心が開かれていくのかもしれないなぁ」
と感じました。
知らない人たちと新しい職場、
何をやるのかわからない三日間の研修会、
少し緊張して集まってきた状態から、
身体をつかうことで、全身がふっと緩んだのかもしれない。
やらせてよかったなぁ・・と思いました。
私たちは、普段、言葉を使うことで、
身を縮めているのかもしれません。
言葉ではなく身体を使って表現しようとすることで、
縮めている身体がひらいていく。
これは自分の中ですごく面白い発見でした。
今回の研修、前半は「心を開いたから、身体がゆるんだ」
後半は「身体を開いたから、心がゆるんだ」
という感覚でした。(この感覚を言葉にするのは難しいな・・
もう少しよい言葉があるかもしれません。)
出産前にこの研修をやらせていただいた時は、
もう一歩踏み込んだ内容で、マイムの手法で、
高齢者の介護の価値観にせまらせてもらいました。
サーカスの世界から、一人のクラウンの舞台を創りたいなぁと思って
マイムの師匠についてもう6年目。
思いがけず学生時代に学んだ福祉の世界とこんな形で関われたのは
本当に幸いで、ワークショップをファシリテートする面白さも味わって、
まだまだ、やっていきたいなぁと思っています。
興味のある方はぜひ、ご連絡ください。
#次回は、先日出演したオープンマイクの話。
はじめて発表した「海よ」という作品のことを書こうと思います。

今回で最後です。今回は研修後半の話
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
今回、私が頂いた法人の方々から頂いたテーマは「心と身体をひらく」でした.
研修の後半は、赤い鼻を使って、研修生と一緒に動いてみました。
ポーズをしたり、いろんな動きで歩いたり、中浦さんはそれにあわせて
音楽を演奏してくださって・・。
一緒に色々身体を動かしながら、
そして、次の講義(レクレーション)を受けている研修生のリラックスした
様子を見て、
「身体を動かすことで、心が開かれていくのかもしれないなぁ」
と感じました。
知らない人たちと新しい職場、
何をやるのかわからない三日間の研修会、
少し緊張して集まってきた状態から、
身体をつかうことで、全身がふっと緩んだのかもしれない。
やらせてよかったなぁ・・と思いました。
私たちは、普段、言葉を使うことで、
身を縮めているのかもしれません。
言葉ではなく身体を使って表現しようとすることで、
縮めている身体がひらいていく。
これは自分の中ですごく面白い発見でした。
今回の研修、前半は「心を開いたから、身体がゆるんだ」
後半は「身体を開いたから、心がゆるんだ」
という感覚でした。(この感覚を言葉にするのは難しいな・・
もう少しよい言葉があるかもしれません。)
出産前にこの研修をやらせていただいた時は、
もう一歩踏み込んだ内容で、マイムの手法で、
高齢者の介護の価値観にせまらせてもらいました。
サーカスの世界から、一人のクラウンの舞台を創りたいなぁと思って
マイムの師匠についてもう6年目。
思いがけず学生時代に学んだ福祉の世界とこんな形で関われたのは
本当に幸いで、ワークショップをファシリテートする面白さも味わって、
まだまだ、やっていきたいなぁと思っています。
興味のある方はぜひ、ご連絡ください。
#次回は、先日出演したオープンマイクの話。
はじめて発表した「海よ」という作品のことを書こうと思います。

2016年04月03日 Posted by 香山ひまわり at 15:54 │Comments(0) │講師記録
№2 プログラムの内容 前半
#2 プログラムの内容前半
今回、最初は一輪車など曲芸を見てもらおうか
と思っていたのです。
でも・・・
子連れで宿泊で移動ということは・・・荷物が多い・・・!!
我が家の8ヶ月のすくすく息子はゆうに8キロを越え、
おむつや着替え、宿泊の荷物・・・
と考えると、道具も衣装もたくさんは持っていけない状況、
バイオリニストの方とはと当日まで会えない状況での共演、
という制約のある中で何をしようか・・・・
稽古場で一人、
もしくは、息子と二人で、身体を動かしながら考えていました。
その中で、
最初に決めたのは、
「よし、パントマイムだけでやろう」 ということ。
曲芸は封印して、
衣装は普段マイムを演じるときにみてもらう衣装に、
メークも道化のメークアップではなく、
赤い鼻だけ、ぽんとつけて・・・。
そして、
前半は舞台を見てもらい、後半は研修生にやってもらうことにしました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というわけで、前半・・・
中浦ヒロさんがご自身でクイズやリクエスト演奏などを交え、
バイオリンの演奏をしたあと、私が舞台にあがり、
バイオリンの演奏の前で、パントマイムを使った私のクラウン芸をみてもらいました。
マイムで風船を作り、少しずつお客さんの研修生とやりとりしていって・・・
研修生のひとりに舞台に連れ出します、
縄跳びできる?道化が聞くと(言葉はないですよ)
それに戸惑いながらもなわとびする研修生、応援する客席の仲間から自然に拍手。
そして、ロープは長縄に・・・だんだん、人を増やしていって・・・・
最後には研修生全員を舞台にあげて、私は観客に~。
(当日、会場に入って舞台を見た時、その広さが全員あがる分なかったので、
全員は無理かなぁと思っていたのですが、)いちかばちか上にあがってもらったら、
なんと自主的に二列になって、長縄跳びをそろえてやってくれたのです~!
この瞬間、私が一番楽しい気持ちだったのじゃないかなぁ。
「こんな同期がいる職場いいなぁ!」
心からそう思いました。
私の舞台はもともと言葉がないですが、
今回は更に物がないことで、自由になれた部分があったように
感じています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
制約の中から考えて、答えを出してやってみて・・・
「今までとまったく同じでいけないことを嘆くより、
違うやり方を見つけていけばいい」
てことが大事だ。と気が付きました。
これは、私の 「ママが働くはじめの0,5歩」 なんだなぁと。
(私の住んでいる青梅市の ままにこっと さんの主催の講座に
出た時のタイトルがこの「ママが働くはじめの0,5歩」でした。
我が家は『お父さん』『お母さん』を使っているので
『ママ』の響きはちょっとソワソワしましたが(笑
ほかの参加者の方が
「働き始めるのに助走がいる」おっしゃっていて、
でたときはあんまりぴんときませんでしたが、
今回のことで実感。
私の仕事は出産前とまったく同じ内容で再スタートできないけれど、
でも、出産前までに培った関係性は失われてなくて・・
助走しながら、新しいものをつくって行こう♬
そう思えたことが私にとっての一番の収穫でした。
(正直、荷物の準備をするだけで、一週間くらいかかりましたが)
♯3 プログラムの後半へ続く・・
後半のことを書いて、このワークの可能性も書きたいなと思います。
ショーの仕事以外にこんなワークショップの仕事がもう少しできたらいいなぁと
思っています。
写真 ご一緒させて頂いたバイオリニストの中浦ヒロさんと。
普段は、ジャズや即興演奏、作曲などをされているそうです。
電話やmail、当日入ってからの短時間の打ち合わせで、
ショーにワークに素敵な音楽をつけてくださいました。
私よりずっと若いのにすごく礼儀正しいチャーミングな方でした。

今回、最初は一輪車など曲芸を見てもらおうか
と思っていたのです。
でも・・・
子連れで宿泊で移動ということは・・・荷物が多い・・・!!
我が家の8ヶ月のすくすく息子はゆうに8キロを越え、
おむつや着替え、宿泊の荷物・・・
と考えると、道具も衣装もたくさんは持っていけない状況、
バイオリニストの方とはと当日まで会えない状況での共演、
という制約のある中で何をしようか・・・・
稽古場で一人、
もしくは、息子と二人で、身体を動かしながら考えていました。
その中で、
最初に決めたのは、
「よし、パントマイムだけでやろう」 ということ。
曲芸は封印して、
衣装は普段マイムを演じるときにみてもらう衣装に、
メークも道化のメークアップではなく、
赤い鼻だけ、ぽんとつけて・・・。
そして、
前半は舞台を見てもらい、後半は研修生にやってもらうことにしました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というわけで、前半・・・
中浦ヒロさんがご自身でクイズやリクエスト演奏などを交え、
バイオリンの演奏をしたあと、私が舞台にあがり、
バイオリンの演奏の前で、パントマイムを使った私のクラウン芸をみてもらいました。
マイムで風船を作り、少しずつお客さんの研修生とやりとりしていって・・・
研修生のひとりに舞台に連れ出します、
縄跳びできる?道化が聞くと(言葉はないですよ)
それに戸惑いながらもなわとびする研修生、応援する客席の仲間から自然に拍手。
そして、ロープは長縄に・・・だんだん、人を増やしていって・・・・
最後には研修生全員を舞台にあげて、私は観客に~。
(当日、会場に入って舞台を見た時、その広さが全員あがる分なかったので、
全員は無理かなぁと思っていたのですが、)いちかばちか上にあがってもらったら、
なんと自主的に二列になって、長縄跳びをそろえてやってくれたのです~!
この瞬間、私が一番楽しい気持ちだったのじゃないかなぁ。
「こんな同期がいる職場いいなぁ!」
心からそう思いました。
私の舞台はもともと言葉がないですが、
今回は更に物がないことで、自由になれた部分があったように
感じています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
制約の中から考えて、答えを出してやってみて・・・
「今までとまったく同じでいけないことを嘆くより、
違うやり方を見つけていけばいい」
てことが大事だ。と気が付きました。
これは、私の 「ママが働くはじめの0,5歩」 なんだなぁと。
(私の住んでいる青梅市の ままにこっと さんの主催の講座に
出た時のタイトルがこの「ママが働くはじめの0,5歩」でした。
我が家は『お父さん』『お母さん』を使っているので
『ママ』の響きはちょっとソワソワしましたが(笑
ほかの参加者の方が
「働き始めるのに助走がいる」おっしゃっていて、
でたときはあんまりぴんときませんでしたが、
今回のことで実感。
私の仕事は出産前とまったく同じ内容で再スタートできないけれど、
でも、出産前までに培った関係性は失われてなくて・・
助走しながら、新しいものをつくって行こう♬
そう思えたことが私にとっての一番の収穫でした。
(正直、荷物の準備をするだけで、一週間くらいかかりましたが)
♯3 プログラムの後半へ続く・・
後半のことを書いて、このワークの可能性も書きたいなと思います。
ショーの仕事以外にこんなワークショップの仕事がもう少しできたらいいなぁと
思っています。
写真 ご一緒させて頂いたバイオリニストの中浦ヒロさんと。
普段は、ジャズや即興演奏、作曲などをされているそうです。
電話やmail、当日入ってからの短時間の打ち合わせで、
ショーにワークに素敵な音楽をつけてくださいました。
私よりずっと若いのにすごく礼儀正しいチャーミングな方でした。

2016年03月27日 Posted by 香山ひまわり at 09:14 │Comments(0) │講師記録
研修講師 #1研修会の全体内容
産後初めての仕事
社会福祉法人の新人研修に講師として呼んで頂きました。
頂いたテーマは、「心と身体をひらく」
そして、まだお会いしたこともなかったバイオリンの中浦ヒロさんと一緒に何かやってもらえないか?
という付属の依頼も受けて、
即興演奏と共にパントマイムを中心に組み立てたクラウン芸のショーと赤い鼻のワークショップを行いました。
自分の記録も兼ねてブログにまとめてみたいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
#1 研修会の全体内容
呼んでくださった社会福祉法人は、長野県内の高齢者関係の施設を運営される3つの法人。
この研修は4月から働く新人の方への最初の研修会だそうです
同じ業種の3つの法人で合同の研修をすることで、横のつながりを作っていくことで、
それぞれの良さを取り入れ合うことができる、そのことで別の法人のやり方を知ることができる、
何より同期の仲間が増え、精神的に支え合うことができるという目的で合同で企画されているという
この研修会、前回呼んでいただいた時から素晴らしいなぁと思うことばかりです。
特に技術だけではなく、技術を支える理念を伝える努力をされていることをいつも感じるのです。
例えば食べることに関する講義、食事介助の方法論の前に
そもそも人にとって「食べる」とはなんだろう?という意味を投げかけます。
生命を維持するための栄養補給であると同時に楽しみである。
この考えを踏まえているのかいないのかでは、介助の際の声掛けや食事の雰囲気作り、
違ってきますよね・・と同時に誤嚥を防ぐためには、知識や技術も大事。
また、車椅子からベッド、入浴、何かと移乗の介助が多い現場ですから、
自分の身体、利用されているお年寄りの身体、両方守るための移乗の動作
・・・などもプログラムに入っています。(なんでこんなに詳しいかというと、前回呼んでいただいたとき、
ほかの講義を受けさせてもらったのです。)
三日間、交流、知識、技術をきっちり詰め込んだ研修会、その中での「心と身体をひらく」でした。
終わってから振り返ると今回は、研修の一番最初で、緊張をほぐしたり、研修内容を受け止める気持ちを作るのが
私たちの役割だったかなぁと思いました。そういう意味では、役割は果たせたかなと思います。
#2 プログラムの内容に続く・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おまけ
産後初の仕事でした。
産休中の昨年はお断りをして、今回、最初お話をいただいた時は、
遠方のお仕事なので受けてよいものか迷ったのですが、
「息子さんは、職員みんなで見ますから、看護師もいますし、心配しないで息子さん連れでぜひ。」
と言っていただいたので、思い切って挑戦をしました。
松本まで息子を連れて電車で移動、そこから、会場の施設までは車で送り迎えしていただき、
仕事中は法人の方々が、みなさんで息子の面倒を見ていただきました。
ギャン泣きで会場にはいられないのでないかと思っていた息子は母の演技の間、
ずっとニコニコして見ていて会場のホール内にいてくれたので、本当にほっとしたのでした。今回、
一番頑張ったのは息子かもしれません。
そして、8ヶ月の息子を連れて大荷物を持って移動しようとする私を黙って送りだしてくれた
夫の我慢強さと、私の仕事に対する理解には感謝しかないなぁと思います。
お稽古の間、息子を保育してくださっているファミリーサポートの方にも感謝。
一歩踏み出すのにすごく時間がかかって、
産後からの復帰は周囲の理解と協力にかかっているのだ。と改めて思いました。
まだまだ、頑張ります(^^)!
このブログ、続く予定ですが、今日は息子がおんぶで寝てくれた隙に書きました。
今度はいつ書けるかな・・
社会福祉法人の新人研修に講師として呼んで頂きました。
頂いたテーマは、「心と身体をひらく」
そして、まだお会いしたこともなかったバイオリンの中浦ヒロさんと一緒に何かやってもらえないか?
という付属の依頼も受けて、
即興演奏と共にパントマイムを中心に組み立てたクラウン芸のショーと赤い鼻のワークショップを行いました。
自分の記録も兼ねてブログにまとめてみたいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
#1 研修会の全体内容
呼んでくださった社会福祉法人は、長野県内の高齢者関係の施設を運営される3つの法人。
この研修は4月から働く新人の方への最初の研修会だそうです
同じ業種の3つの法人で合同の研修をすることで、横のつながりを作っていくことで、
それぞれの良さを取り入れ合うことができる、そのことで別の法人のやり方を知ることができる、
何より同期の仲間が増え、精神的に支え合うことができるという目的で合同で企画されているという
この研修会、前回呼んでいただいた時から素晴らしいなぁと思うことばかりです。
特に技術だけではなく、技術を支える理念を伝える努力をされていることをいつも感じるのです。
例えば食べることに関する講義、食事介助の方法論の前に
そもそも人にとって「食べる」とはなんだろう?という意味を投げかけます。
生命を維持するための栄養補給であると同時に楽しみである。
この考えを踏まえているのかいないのかでは、介助の際の声掛けや食事の雰囲気作り、
違ってきますよね・・と同時に誤嚥を防ぐためには、知識や技術も大事。
また、車椅子からベッド、入浴、何かと移乗の介助が多い現場ですから、
自分の身体、利用されているお年寄りの身体、両方守るための移乗の動作
・・・などもプログラムに入っています。(なんでこんなに詳しいかというと、前回呼んでいただいたとき、
ほかの講義を受けさせてもらったのです。)
三日間、交流、知識、技術をきっちり詰め込んだ研修会、その中での「心と身体をひらく」でした。
終わってから振り返ると今回は、研修の一番最初で、緊張をほぐしたり、研修内容を受け止める気持ちを作るのが
私たちの役割だったかなぁと思いました。そういう意味では、役割は果たせたかなと思います。
#2 プログラムの内容に続く・・・

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おまけ
産後初の仕事でした。
産休中の昨年はお断りをして、今回、最初お話をいただいた時は、
遠方のお仕事なので受けてよいものか迷ったのですが、
「息子さんは、職員みんなで見ますから、看護師もいますし、心配しないで息子さん連れでぜひ。」
と言っていただいたので、思い切って挑戦をしました。
松本まで息子を連れて電車で移動、そこから、会場の施設までは車で送り迎えしていただき、
仕事中は法人の方々が、みなさんで息子の面倒を見ていただきました。
ギャン泣きで会場にはいられないのでないかと思っていた息子は母の演技の間、
ずっとニコニコして見ていて会場のホール内にいてくれたので、本当にほっとしたのでした。今回、
一番頑張ったのは息子かもしれません。
そして、8ヶ月の息子を連れて大荷物を持って移動しようとする私を黙って送りだしてくれた
夫の我慢強さと、私の仕事に対する理解には感謝しかないなぁと思います。
お稽古の間、息子を保育してくださっているファミリーサポートの方にも感謝。
一歩踏み出すのにすごく時間がかかって、
産後からの復帰は周囲の理解と協力にかかっているのだ。と改めて思いました。
まだまだ、頑張ります(^^)!
このブログ、続く予定ですが、今日は息子がおんぶで寝てくれた隙に書きました。
今度はいつ書けるかな・・
2016年03月26日 Posted by 香山ひまわり at 12:15 │Comments(0) │講師記録
講師記録 2014,10/13、14
高齢者の社会福祉施設での二日間の研修プログラムのなかで
「コミュニケーション」を担当しました。内容を書き留めておきたいと思います。
初任者の研修に引き続き今回はフォローアップ研修ということで二回目でした。
☆「共感のためのマイムワークショップ」☆
~非言語コミュニケーションに挑戦してみよう~
(タイトルは今勝手に考えました。現場では「コミュニケーション」というタイトルでした。)
1講義目
❏赤い鼻のレッスン
(赤い鼻をつけて、行う無言のコミュニケーションレッスン)
ポーズ:円のなかに入って、一人で表現する→ 複数で表現する。段々人数を増やして、最後は全員でポーズ。
最初は指導者が無言である程度、アイコンタクトで促したり、指名をしたり、するが、徐々に自主性に任せていった。
パントマイム:今回は「風船」
ものをかんじる。ものになってみる。
言葉を使わずに伝える。伝え合う。
グループワーク:
ポーズと、「風船」を使って、作品を演じてみよう。三人一組。法人がまじるようにグループ分けをした。一度目を演じ終わったとき、参加者がグループ内で閉じられた演技になっているように感じたため、もう少し、見てくれている方とのコンタクトをと意識するようにアドバイスをして、もう一度トライしてもらう。出てきたときのアイコンタクトや、風船のキャッチボールなど、それぞれの方法での観客とのコンタクトが生まれ、空間が広がり、会場の一体感が生まれた。
□大事なことは、表現すること、
表現することは自分の気持ちを伝えること。
受け取ろうとすること。
一方通行ではなく、相互に。
☆ものや言葉がない中で、どうやって伝えるのか、どうやって受け取るのかということに意識をむけてもらうためにこんなプログラム構成をたててみました。
2講義目
❏お年寄りの「過去」に思いを巡らせる。
・昔のあそびを表現してみよう。
・グループワーク:「写真」5枚の写真を撮ってみる。
お年寄りの生まれ育った時代、背景を考えながら、ライフステージごとの一場面を切りとって、
写真にしてみる。
「人間の鎖」 二人で:手をつないでしゃがんでみる。バランスをとってみる。
人数を増やしてみる。ねじってみる。ぐちゃぐちゃになった鎖も手をはなさなければ・・・・・
打ち合わせの際に、職員さんから、「現場ではなかなかお年寄りの「今」しか見えないからね・・」という
おはなしをお聞きし、何か過去の思い出に入れるようなワークを。と「写真」を考えました。
今、100才の方は生まれたときに日露戦争が開戦している。
80代の私の祖父母は多感な時期を太平洋戦争のまっただ中で過ごしている。
携帯電話、そして、パソコン、インターネットが当たり前の私たちとは全然違う暮らし。
家も、暮らしも、地域も全部違う。
その中で、あそび、学び、働き、生み、育て・・あぁ・・すごいな・・
このワークを通して、私自身も改めてそのことを学びました。
「認知症介護は、ノンバーバル(非言語コミュニケーション)が大事だと思うんだよね。」
と福祉現場の方から声をかけて頂いて、
クラウン(道化師)やパントマイムのレッスンが何か役に立てればいいなぁ・・と、
不安なきもちも持ちながら、春と秋と2回、担当させてもらいました。
今回のレッスンについてまとめながら振り返ると、可能性はまだまだありそうです。
演じてみることで感じられることって、
紙で読んだり、話を聞いたりする以上に多いのではないか。と考えています。
演技って、想像して感じて表現するものだから
・・・・・という私が一番、そういうことがく苦手な方です。
想像したり、相手の立場に立ったり、想いをやったり、思いを受け取ったり、
苦手だということにも気がついていないくらい、それが当たり前になっていた
私がクラウンやマイムの世界に出会って、少しずつ、変わることができている
と感じていて、教える・・というより、そのことをシェア(わかちあう)ことが
できればと取り組みました。
私は高齢者福祉の現場には実際にたったわけではなく、
毎日、食事、入浴、排泄、認知症であれば徘徊なども、に向き合い半年間
仕事をされてきた受講者さんはみなさん本当に立派です。
少しでも役にたつことができたなら、嬉しいです。
よんでくださったかた、受講してくださった方に感謝の気持ちがいっぱいです。ありがとうございました。
写真:香山ひまわりのひとり道化芝居「おばあちゃんの秘密」より。
おばあちゃんの秘密にはこれから、もっともっと私の想い出を詰めていきたいと思っています(^^)

「コミュニケーション」を担当しました。内容を書き留めておきたいと思います。
初任者の研修に引き続き今回はフォローアップ研修ということで二回目でした。
☆「共感のためのマイムワークショップ」☆
~非言語コミュニケーションに挑戦してみよう~
(タイトルは今勝手に考えました。現場では「コミュニケーション」というタイトルでした。)
1講義目
❏赤い鼻のレッスン
(赤い鼻をつけて、行う無言のコミュニケーションレッスン)
ポーズ:円のなかに入って、一人で表現する→ 複数で表現する。段々人数を増やして、最後は全員でポーズ。
最初は指導者が無言である程度、アイコンタクトで促したり、指名をしたり、するが、徐々に自主性に任せていった。
パントマイム:今回は「風船」
ものをかんじる。ものになってみる。
言葉を使わずに伝える。伝え合う。
グループワーク:
ポーズと、「風船」を使って、作品を演じてみよう。三人一組。法人がまじるようにグループ分けをした。一度目を演じ終わったとき、参加者がグループ内で閉じられた演技になっているように感じたため、もう少し、見てくれている方とのコンタクトをと意識するようにアドバイスをして、もう一度トライしてもらう。出てきたときのアイコンタクトや、風船のキャッチボールなど、それぞれの方法での観客とのコンタクトが生まれ、空間が広がり、会場の一体感が生まれた。
□大事なことは、表現すること、
表現することは自分の気持ちを伝えること。
受け取ろうとすること。
一方通行ではなく、相互に。
☆ものや言葉がない中で、どうやって伝えるのか、どうやって受け取るのかということに意識をむけてもらうためにこんなプログラム構成をたててみました。
2講義目
❏お年寄りの「過去」に思いを巡らせる。
・昔のあそびを表現してみよう。
・グループワーク:「写真」5枚の写真を撮ってみる。
お年寄りの生まれ育った時代、背景を考えながら、ライフステージごとの一場面を切りとって、
写真にしてみる。
「人間の鎖」 二人で:手をつないでしゃがんでみる。バランスをとってみる。
人数を増やしてみる。ねじってみる。ぐちゃぐちゃになった鎖も手をはなさなければ・・・・・
打ち合わせの際に、職員さんから、「現場ではなかなかお年寄りの「今」しか見えないからね・・」という
おはなしをお聞きし、何か過去の思い出に入れるようなワークを。と「写真」を考えました。
今、100才の方は生まれたときに日露戦争が開戦している。
80代の私の祖父母は多感な時期を太平洋戦争のまっただ中で過ごしている。
携帯電話、そして、パソコン、インターネットが当たり前の私たちとは全然違う暮らし。
家も、暮らしも、地域も全部違う。
その中で、あそび、学び、働き、生み、育て・・あぁ・・すごいな・・
このワークを通して、私自身も改めてそのことを学びました。
「認知症介護は、ノンバーバル(非言語コミュニケーション)が大事だと思うんだよね。」
と福祉現場の方から声をかけて頂いて、
クラウン(道化師)やパントマイムのレッスンが何か役に立てればいいなぁ・・と、
不安なきもちも持ちながら、春と秋と2回、担当させてもらいました。
今回のレッスンについてまとめながら振り返ると、可能性はまだまだありそうです。
演じてみることで感じられることって、
紙で読んだり、話を聞いたりする以上に多いのではないか。と考えています。
演技って、想像して感じて表現するものだから
・・・・・という私が一番、そういうことがく苦手な方です。
想像したり、相手の立場に立ったり、想いをやったり、思いを受け取ったり、
苦手だということにも気がついていないくらい、それが当たり前になっていた
私がクラウンやマイムの世界に出会って、少しずつ、変わることができている
と感じていて、教える・・というより、そのことをシェア(わかちあう)ことが
できればと取り組みました。
私は高齢者福祉の現場には実際にたったわけではなく、
毎日、食事、入浴、排泄、認知症であれば徘徊なども、に向き合い半年間
仕事をされてきた受講者さんはみなさん本当に立派です。
少しでも役にたつことができたなら、嬉しいです。
よんでくださったかた、受講してくださった方に感謝の気持ちがいっぱいです。ありがとうございました。
写真:香山ひまわりのひとり道化芝居「おばあちゃんの秘密」より。
おばあちゃんの秘密にはこれから、もっともっと私の想い出を詰めていきたいと思っています(^^)

2014年10月24日 Posted by 香山ひまわり at 11:13 │Comments(0) │講師記録
研修講師
昨日から二日間、社会福祉法人の三法人合同職員研修の講師です。コミュニケーションの時間を担当しています。一日目の昨日は「赤い鼻レッスン」をしました。弾けるような空気の流れが出てきて 幸せでした。今日は、マイムでお年寄りの過去の思い出にみんなで入ってみたいとおもっています。
ワークショップって、参加してくれている皆さんを信じて、一瞬一瞬を捕まえるしかない…貴重な時間。
施設の回りはすごい田園風景です☆
ワークショップって、参加してくれている皆さんを信じて、一瞬一瞬を捕まえるしかない…貴重な時間。
施設の回りはすごい田園風景です☆
