パントマイムの先生のライブ2



引き続き…


こちらは少し、
自分の内面のことで、
自分の仕事への想い。



私は清水先生のマイムを観るのが
好きで、同じ作品でも何回でも観たいと思う。

そこには観るものの想像に任された
余白がある。
観る度に違う感情に自分が出会うから、
だから観たいのだと思う。

作品の演じられる場へ行くのも好きで、
先生の作る場に行くのも落ちつく。
その場にはいつも人と人との信頼に基づいた
穏やかな時間が流れている。


・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…

自分の仕事を振りかえる。

そんな穏やかな空間、
時間を作れているか。
何回でも観たいと思ってもらえるような
作品を自分は持っているのか。
作ってきたのか。と問い直す。

自分のなかでは、答えはノー。
なんだよなぁ。

もちろん、一生懸命はやってきた。
私は自分の作っている時間、稽古の時間、
演技の時間が本当に好きでたまらなくて
そこにお客さんの反応を感じられるようになってここ数年は本当に幸せで楽しい。
これからも続けていきたいと思っている。

だから、このノーは過去の否定ではなくて、
これからの自分への叱咤激励。

まだまだ目指すところがある
自分であることへの再確認。

サーカスの世界からも
清水先生のパントマイムの世界からもたくさんのことを学んできた。

学んできたのは表現の手法だけではなくて、
もっと本質的なところのような気がする。

技術的な進歩はのんびりで
そんなうまくなっていないカモ… 笑

(技術的な上を目指したり、社会的に評価されることへの憧れは自分のなかにもある。
これからも努力やめちゃだめだなーと思う。)


だけど、

「自分の一生懸命をかけてきた作品、
これを一緒に観てください。
この時間を一緒に楽しんで共有しましょう。」と差し出すようなそういう謙虚な自分と表現をいつでも目指す姿においておきたいなぁ。

清水先生の世界に触れて改めて思うのでした。


いつだって、めらめらしている自分と、

穏やかにお腹のなか中にいる人と今の
時間を楽しんでいる。

両方が私の中の感情で、両方あるから、面白い。


今日も一日よい日になりますように。






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2015年05月18日 Posted by香山ひまわり at 07:28 │Comments(0)想いの小箱

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