公演記録2014.11月3日 劇とあそびの子どもまつり
11月3日文化の日、参加させてもらったのは、「劇と子どもの遊びまつり」。
場所は江戸川区の西小岩幼稚園でした。
初めてマイムの小さな作品を上演させてもらいました。
主催者は全国青少年・児童演劇協議会(略称は全児演)という団体で、
子どものための舞台上演をしている団体、個人の団体です。
私も1年前に加盟しました。
児童向けの舞台と自分のジャンルを絞ったことがない私ですが、
「この人たちと繋がりたいな。」という直感みたいなもので、この会に参加をしました。

個人の上演活動をしている私は、時々自分が一人よがりになっていることを感じたり、
ちょっぴり、寂しくなったり、どこかに所属したくなったりします。
でも、同時に一人で頑張らなくちゃという思いもあります。
人にお世話になって、迷惑をかけ続けてきた今までをふりかえると・・・。
そんなときに、本当にゆるやかにつながっているこの団体の話を聞いてあまり深くは考えず、エイっと入りました。
なかなか普段の集まりには行けないのだけど、この会の縁で、被災地支援公演の事業にも参加させて頂いて、
私にとっては本当によい影響を与えてくれていて、仲間にしてもらってよかったなぁと思っています。








今回の企画は、プロもアマも制作者も越えて、人形劇も太鼓といったジャンルも越えて、児童演劇の世界のベテランの方が
音響をやったり、落語の高座をだしたり、トイレを掃除したりして裏をかってくれる。
私が若手にもかかわらず、上演で頭がいっぱいで、うまく動いていなくても、
開場時間にはお客様のお出迎えに先輩たちがでてくれている。
子どもをつれた劇団の役者さんが子どもと一緒に舞台にたっても、それをあたたかく見守ってくれる。
そんな関係性だから、いつもの自分の曲芸やスタイルを外れて、自分が表現したいな。と思っていたマイムの作品を
思いきって人前に出すことができました。
まず、先輩方やスタッフをお手伝いしてくださった方々に感謝をしたいと思います。
「風船」「空が晴れたら」。
二本のパントマイムの作品をやらせてもらいました。
「風船」より
「空が晴れたら」より
帰って来てから、しばらく、少し呆然としています。
「表現する」ということは、こういうことだった…と。
マイムを演じるのは実は不安なきもちがいっぱいです。
普段のショーはお客さんの前に「大きな一輪車に乗った香山ひまわり」という私がお客さんには
確実に見えている。
だけど、マイムの世界はお客さんに一緒に見てもらえているか、ただ不安だ。
途中で手順が振り付けのようになって、自分にも見えているかも怪しくなったりする。
パントマイムで勝負をしている人たちは本当にすごいと思っています。
マイムを職業にされている先輩もスタッフとして参加されていて、挑戦を褒めてくれたと同時に、苦言として言ってくださった言葉があり、
それを心のなかで噛み締めてみる。
そうして、今、思うのは、
『私が半端なきもちでパントマイムです。といって見せた作品で、
子どもたちや大人がマイムを嫌いになることがないように。
思うように伝わらないことへのもどかしさから私自身がマイムが嫌いになることがないように。』
ということ。
そうそう、私もクラウンを始めたころ、そう思っていた。プロとかアマとか関係ない。
お客さんにとっては初めて見るクラウン。お客さんにとって初めて見るマイム。
そうなのだ。

それから、もう一つ。
上演後の打ち上げの席で、太鼓と芝居の劇団の方が
「子どもたちの前で上演できるのは幸いなことで、子どもたちはゼロで見てくれる。
そこを教師にしなければ。と思うのよ」ともらった言葉。
あとで、それを心の中でぐるりと一周させて、はっと気がついて、すごく反省しました。
私は、作品をやり終わったあとに、子どもたちの方をちゃんと見られなかった。
ほかの方たちが聞くと、子どもたちは一生懸命私のやっていることを見ようとしてくれていたとのこと。

私は自分の自信のなさから、子どものまっすぐな目を見つめるのが怖かった。のだと思う。
どう??どう思った??て子どもたちに聞けたらよかった。
答えが「わからなかった・・」で、あっても。
見てくれた子どもたちに感謝をしたい。
子どもたちの目をまっすぐに見つめられる表現者として立っていきたいと改めて思いました。
マイムも含めて、あたらしい作品を見ていただける場を自分でも作りながら、求めながら、やっていくことを続けていきたい
と思います。
さて、いつまでも、呆然とはしていられない!(^^ゞ
今日から自分のショーの上演の準備に戻ります…
今週末は羽村市、来週は青梅市。
住んでいるエリアでショーの仕事に呼んでいただけるのは本当にありがたいことです。
「笑顔のためのショータイム」私なりの精一杯の表現で、差し出します(^^ゞ
みなさま、応援よろしくお願います。

ひまわり
保育園公演下見
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