風と土


学生時代の恩師が教えてくれた詩にこんなものがあります。


風は 遠くから理想を含んでやってくるもの

土はそこにあって生命を生み出し はぐくめもの

君風性の人ならば 土を求めて吹く風になれ

君土性の人ならば 風を呼び込む土になれ
土は風の軽さを笑い 風は土の重さを蔑む 愚かなことだ

風は軽く涼やかに
土は重く温かく和して文化を生むものを


学生のときにこの詩をもらったときに私は風になりたいと思った記憶があります。自分にない軽く涼やかな生き方というのに憧れていたのだと思います。縁があって 様々は土地に行く生活をしてきて、今も公演という形で色々な地域にお邪魔させてもらっていて、ある意味風の生き方を身につけてきたかなと思うこともあります。だけど、本当のところ、すごく重たくて 土性の体質の私は一つの場所や人やものに わりと執着するほうです。そんな自分を見つめながら、最近この詩を読み返して考えたのは、一方では土として育みながら。また一方では、生み出したものを運びながら、まじりあいながら、風としての生き方ももつ。
そういう風と土ぱつっとわらない生き方もいいかな。と。まじりあった生き方もいいのではないかな。と自分の中に風と土を調和させて持ってみたいな。と。




あさっては木曽福島のほう葉祭りに伺います。

ひろみ



2010年06月10日 Posted by香山ひまわり at 13:32 │Comments(1)

この記事へのコメント
体調はいかがですか。
今日、お会いできるのを楽しみにしています。
4年ぶりの再会?(*≧◇≦*)

( ̄・・ ̄)=3
Posted by さくら@伊那 at 2010年06月12日 09:02
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