子育て



品田知美
<子育て法>革命
親の主体性を取り戻す

中公新書

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偶然、図書館で手に取ったこの本、
面白かった。

子育てをあえて技法としてとらえ、
社会学的な視点から、論文化したものを
文庫本にした本。

西洋式育児
日本式育児
そして、現代の超日本式育児

色々な視点から育児の価値観の
変遷をたどっていて、
一口に育児といっても時代、
環境、仕事というなかで全く違う考え方が
あることが系統的に並べられていて、

読むとあーなるほどな〜
だから、この世代のこういう仕事をしてきた
人たちは、こういう風にアドバイスをしてくれるのだな〜とか、
だから、育児書にはこうかかれているのだなぁとか、知ることができた。

母子健康手帳副読本(母子手帳と一緒にもらう)の記載ひとつとっても、時代や人によって
正反対のことが言われていたりして、
今は他にも外国の育児の価値や伝統的な価値、高度成長期のなかで、仕事をしながら子育てしてきた親世代の価値、それらの情報が一気に押し寄せてきているようで、みんながこうしているという育児のあり方の定まっていない時代なのだなぁと思った。

親がある程度、考えて選択してあげる必要があるのだと思った。

自分が育てられてきた環境や出会ってきた人たちを基準にこうあらねばならないと色々思い込んでいたので、自分とパートナーの二人の親としての主体性を感じて、何となく、ちょっと、ワクワクした。

このワクワク感は、親としての責任というドキドキ感とセットだと思う。

読めてよかった。

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2015年05月19日 Posted by香山ひまわり at 17:51 │Comments(0)読書記録

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